創業者・名児耶清は、東京の現・大和産業株式会社で自動車ブレーキ関連部品の営業部長を経て、生まれ故郷である新潟で独立、起業しました。創業の翌年に新潟地震が発生、資金繰りに苦労したこともありましたが、高度経済成長の波に乗り、主にタクシー業界のブレーキシューのリビルトで大きく成長。その後は自動車部品卸売販売で少しずつ業績を伸ばしました。
2013年に創業50周年。それ以降は、タイヤ関連事業など新しい分野にも力を注いでいます。
特にラジエーターの組立は、国産部品を取り寄せ、自社工場で組み立て、1つ1つ検査してから出荷するため、不良品はほぼゼロ。同業他社にはない、ハイクオリティな製品です。
また、DPFの自社特殊洗浄も、新潟県内の同業他社ではやっていないオンリーワン。DPFは詰まりがちなうえ、買い替えるとなると高額な製品ですが、独自の方法で徹底的に特殊洗浄し、リビルト品として販売したところ、リピートする顧客が続出しました。
このように、新しい事業にも果敢なチャレンジを続けています。
“ブレーキシュー”こそ、私たち大和商会の原点。
車の安全の要であるブレーキ。その部品がブレーキシューです。
走行距離の多いタクシーなどの商用車では、ブレーキライニングの摩滅が頻繁に起こります。
1970年代、大和商会は新潟にも多く存在したタクシー会社から、一手にブレーキシューのリビルトを受注しました。当時新潟には、ライニングの張り替えをするところはなく、注文が殺到。その時の収益が、今の会社の基盤となりました。
1996年には、各種ブレーキと部品の製造・販売・研究開発企業「曙ブレーキ工業株式会社」のブレーキライニング張り替え認定店となり、2014年には大型トラック・トレーラー専用ブレーキドラム研磨機とブレーキライニング表面研磨機を導入。「普通車から大型トラックまで、ブレーキなら大和商会」と言われるほど、ブレーキ周りの作業技術と品質はお客さまから高く評価されています。
大和商会の歩み
昭和38年10月 | ブレーキシューのリビルトと自動車部品の販売を目的とし、名児耶清が中央区天明町に大和商会を創業 |
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昭和42年12月 | 本社を中央区米山に移転 |
昭和46年7月 | 本社を現在の中央区出来島に移転 |
昭和51年9月 | 資本金1,000万円にて株式会社大和商会を設立 |
平成元年10月 | 有限会社やまとブレーキを設立し、リビルト・研磨関係の事業を移管 |
平成7年2月 | 新発田営業所を新発田市佐々木に開設 |
平成8年1月 | 曙ブレーキ工業株式会社のブレーキライニング張り替え認定店となる |
平成8年10月 | 名児耶稔が代表取締役に就任 |
平成17年9月 | 燕営業所を燕市物流センターに開設 |
平成19年11月 | 全従業員に携帯電話を支給・貸与 |
平成25年1月 | 本社倉庫の一部を現在地へ移転・拡大 |
平成25年10月 | 創業50周年を迎える |
平成26年3月 | 大型トラック・トレーラー専用のブレーキドラム研磨機及びブレーキライニング表面研磨機を導入 |
平成26年11月 | タイヤチェンジャー・バランサーを導入し、タイヤ全メーカーの取り扱いを開始 |
平成28年2月 | 既存のラジエーター販売に加えて、自社での組立・修理を開始 |
平成28年7月 | ETC・ETC2.0のセットアップ事業を開始 |
平成28年10月 | 不動産賃貸借及び管理業を開始 |
平成29年6月 | DPFを独自の方法で自社洗浄し、洗浄リビルト品として販売を開始 |
平成30年7月 | 大月ライニングを吸収合併し、阿賀野市外城町に水原営業所として開設 |
平成30年9月 | 長岡出張所を長岡市高見町に開設 |
令和元年9月 | 人事考課制度を導入 |